活動報告 埼玉産業人クラブ

埼玉産業人クラブ、新春経済講演会と賀詞交歓会を開く

 埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック会長)は2月13日にさいたま市浦和区のロイヤルパインズホテル浦和で新春経済講演会と賀詞交歓会を開いた。講演会では経済産業省関東経済産業局の太田雄彦局長(写真)が「2023年の経済展望」をテーマに講演した。
 太田局長は国際機関やシンクタンク、世界の専門家による予測を幅広く紹介して「シナリオの違いを突き詰めると、政策のヒントやビジネスチャンスが見つかる。トレンド・キーワードも自分ごとに置き換えてモノの見方や議論の切り口の参考にすることが重要ではないか」と話した。また90年代後半以降に生まれた「Z世代」の影響力が大きくなったとして「若い世代が世界をどう展望しているかを知ると、新鮮な感覚を得られる」と語り、関東経産局のZ世代の予想も紹介した。
 賀詞交歓会で増田会長は「コロナ禍で我慢して考えてきたことが2023年は一気に花開く年。成長に向けてギアチェンジしたい」とあいさつした。来賓の成田耕二関東財務局長は「足元の状況変化を踏まえ、引き続き金融機関などによる事業者支援の取り組みを後押ししたい」と話した。清水勇人さいたま市長代理の矢口敦彦経済局長は「企業の経営基盤強化や新たな成長のための支援を継続して行っていく」と強調した。
 また大野元裕埼玉県知事は「今年をポストコロナ元年にしたい。経済活動を正常な形に戻してコロナ前より1歩も2歩も県経済を進めたい」と話し、埼玉産業人クラブの小原敏治副会長(小原歯車工業社長)は「大変な時代だが、賀詞交歓会でポジティブなことをぜひ話し合ってほしい」と乾杯のあいさつをした。懇談では新たに埼玉産業人クラブに入会したみずほ証券浦和支店の金子理英支店長とサクシードの市川優取締役が自己紹介した。

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