埼玉産業人クラブ・ＴＤＵ産学交流会（浜野尚吉会長＝共同技研化学社長）は３月４日、飯能信用金庫によるオンライン講演会を開催した（写真）。同信金が力を入れる企業や大学などへの支援事業、地元自治体を中心とした地域社会への貢献活動など、多岐にわたる取り組みをリモートで参加した会員や東京電機大学関係者に披露。同大学を卒業した従業員も登壇し、現役の学生に入庫を呼び掛けた。
コロナ禍を考慮し、すべて「Ｚｏｏｍ（ズーム）」を通して実施し、約６０人がアクセスした。まず飯能信金の地域活性化推進室の吉野信明副調査役が「地域金融機関としての取り組みについて」のテーマで登壇。会社紹介に続き、大学や市町村、商工団体との協業やイベント、地域活性化を目的とした助成金などの事例を紹介。これらの実績を元にＴＤＵ産学交流会との連携施策も複数、提案した。
その後、経営支援室の増渕勝人アドバイザーがコロナ禍で苦しむ中小企業をいかに支援しているかの具体策を説明。事業承継を仲介した実例などを紹介した。最後に大学ＯＧで日高支店に勤める金澤麻衣氏が、育児と両立できる働きやすい職場であることや、理系出身者の活躍の場が多いことなどを訴えた。