埼玉産業人クラブ・ＴＤＵ産学交流会（浜野尚吉会長＝共同技研化学社長）は６月１８日、オンラインで「学生起業支援セミナー」を開催した。東京電機大学大学院在籍中に起業した、エクスポリス（東京都千代田区）の西垣一馬社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）が自らの経験談などを披露（写真）。さらに、その指導教員である東京電機大の松井加奈絵准教授が会社の事業の詳細を説明した。
セミナーには「Ｚｏｏｍ（ズーム）」を介し会員企業や東京電機大関係者など４３人がアクセスした。加えて今回は埼玉東上地域大学教育プラットフォーム（ＴＪＵＰ）の後援事業としたことで、ＴＪＵＰを構成する立正大学と東京家政大学からも学生が参加した。
まず、埼玉県飯能市で学生向けのアイデアコンテストを主催している飯能信用金庫の担当者が登壇。コンテストの内容と同信金で手がける起業支援メニューを説明した。続いて西垣社長兼ＣＥＯと松井准教授が講演。その後の質疑応答で、東京電機大の学生が西垣氏に「うちの大学は起業したいと言う人が少ない。西垣さんは大学入学前から起業を考えていたのか」と質問。これに西垣氏は「起業したい人も絶対数としては結構いる。自分は高校生の頃から起業したいと思っていた」などと応じていた。